
ちぃちゃんのママ
30代 春日市 女性
一般的に中耳炎というと、耳が痛くなって熱が出たり耳垂れが出たりするようなものを思い描くと思いますが、これは医学的には「急性中耳炎」といって、鼓膜の奥の中耳という空間に感染・炎症が起こり、膿が溜まっている状態を指します。
プールやお風呂で耳に水が入っても、鼓膜でブロックされるので、それが原因で中耳炎になることはありません(鼓膜に孔が空いていると別)。中耳は耳管という管で鼻の奥とつながっており、風邪や副鼻腔炎などで鼻から入った細菌やウイルスが耳管を通って中耳へ感染することで中耳炎になります。
プールの水は消毒のために塩素などの薬品が入っており、これが鼻から喉に入ることで鼻粘膜や咽頭に炎症が起こり、中耳炎の治りが悪くなったり再発しやすくなったりすると考えられます。また、中耳炎で耳垂れがあるときは、鼓膜が破れて中耳に溜まった膿が外に流れてきている状態なので、耳に水が入るのは良くないです。ですので、急性中耳炎の場合、1〜2週間程度はプールをお休みした方が良いでしょう。
また、痛くない中耳炎として中耳に水が溜まる「滲出性中耳炎」がありますが、この場合はプールは問題ない場合も多いです。ただし、治療で鼓膜にチューブを留置している場合は、耳栓の使用をお勧めしています。耳栓をしていても、飛び込みや潜水は水圧で中耳に水が侵入してしまう危険性があるので厳禁です。
ただ、そのときの耳内や鼻の状態にもよるので、心配なときはプールの前に耳鼻科でチェックしてもらうのが良いでしょう。
