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院長ブログ

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内科

血圧計の選び方と正しい測定法📈

~血圧計の選び方から、正しい測定のコツまで~

高血圧は自覚症状がほとんどないまま進行することが多く、「サイレントキラー」とも呼ばれています。
だからこそ、ご自宅での血圧測定が重要になります。
今回は、血圧計の選び方と正しい測り方についてご紹介します。

 

◎なぜ家庭での血圧測定が大切なのか

病院や健診の場だけで測る血圧(診察室血圧)には、緊張によって血圧が高く出てしまう「白衣高血圧」や、逆に病院では正常なのに自宅では高くなっている「仮面高血圧」といった落とし穴があります。
仮面高血圧の方は、脳卒中や心臓病のリスクが通常の高血圧の方と同程度に高いことが知られており、見逃さないためにも自宅での測定が欠かせません。日本高血圧学会でも、家庭での血圧測定が広く推奨されています。

◎血圧計の選び方

  • ✅ 上腕式(カフ式)を選ぶ
    市販の血圧計には上腕式、上腕式(アームイン式)、手首式がありますが、正確さを重視するなら上腕式が推奨されます。手首式は手軽な反面、手首の位置や姿勢によって数値が大きくぶれやすく、心臓より10センチ低いだけで実際より高めに出てしまうこともあります。
  • ✅ 操作のしやすさを確認する
    毎日続けることが大切なので、ボタン操作がシンプルで、数値が見やすい機種を選びましょう。
  • ✅ メーカー・精度を確認する
    国内主要メーカーの血圧計であれば、精度に大きな差はないとされています。

◎正しい測定のタイミング

  • ● 朝:起床後1時間以内、トイレを済ませたあと、朝食や薬を飲む前に測定します。
  • ● 夜:就寝前、リラックスした状態で測定します。
  • ● 1回の機会につき2回測定し、その平均値を記録することが推奨されています。
  • ● 飲酒・入浴の直後は数値が変動しやすいため、30分以上あけてから測るようにしましょう。

◎測定時の注意点

  • ● 椅子に座り、背もたれに寄りかかって1~2分安静にしてから測定します。
  • ● カフの位置は心臓の高さに合わせます。
  • ● 会話をしながらの測定は避けます。
  • ● 測定条件(時間・姿勢・環境)を毎日できるだけ同じにすることが、正確な経過観察につながります。
  • ● 数値の良し悪しだけで自己判断して薬の量を変えたり中止したりしないようにしましょう。

◎おわりに

家庭血圧は、診察室での血圧以上に治療方針の判断材料として重視されることが増えています。正しい血圧計選びと測定習慣を身につけることが、血圧管理の第一歩です。記録した数値は診察の際にぜひお持ちください。
血圧の測り方や数値について気になることがあれば、お気軽に福岡の春日市と那珂川市の間にある当院内科外来ご相談ください。

正しい血圧計を選び、正しいタイミングで測る。
その積み重ねが、将来の脳卒中や心臓病を防ぐ第一歩になります。

【参考文献】
・日本高血圧学会「家庭で血圧を測定しましょう」
・日本高血圧学会「家庭血圧測定の指針」

 

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