補聴器、耳鳴り
最新の補聴器についてPart2🦻
夜の寒さと昼の暑さでなかなか大変な日々ですが、いかがお過ごしでしょうか。花粉症も落ち着き、スムーズな日常診療になっております。最近のトピックは百日咳ですね😷スタッフブログでアップしてるので宜しければご覧下さい😀
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https://www.jinjinclinic.com/staff/article.php?id=2861
近年、新聞、テレビ、雑誌などのメディアでAI(人工知能)🧠についてよく見かけます。AIは現代社会において大きな注目を集めており、chatGPTや生成AIをはじめ、家電やスマホなど我々の生活に広く使われています💡
このAI技術は数年前から補聴器にも応用されるようになり、従来の補聴器では実現できなかったことが可能となっています🦻✨
今回はAIを活用した補聴器ができることの紹介として、オーティコンの補聴器の機能をご紹介いたします。
● 4Dセンサー(じぶんセンサー)
身体が寒暖差に対応するため交感神経が活発に働くため、だるさや疲労感の原因となります。
「会話に集中したい」「音楽を楽しみたい」「場の空間の雰囲気を感じたい」など、時と場所、状況によって、聞きたい音や求める音はそれぞれ異なります。“じぶんセンサー”はこうした一人ひとりの「意図」を感知・理解し、個別の聞こえのニーズをサポートする世界初のテクノロジーです。人がコミュニケーションする際に無意識におこなう頭や体の動き。発話(会話)の状況。そして周囲の音の環境をもとに、先進のAI機能が装用者の意図をとらえ、聞きたい音や必要な音を選び出して脳に届けます。
このセンサーが、騒々しい場所を含む多様な環境における明瞭な会話や、周囲360°の音の認識などをアシストします🌿
無意識にとる頭や体の動きから人間の意図を読み取る
コミュニケーション時に人がとる動作には、聞こえに対するニーズや意図が反映されていることがオーティコンの研究で明らかになりました。“4Dセンサー(じぶんセンサー)”はこれらを手がかりに、装用者が聞きたい音や“したい”ことを感知し、必要な音を選び出します。
その音が何か、その意味を知っている、1200万もの音情報を学習済みのDNN
※DNNは、インテント、リアル、モア、オウン1〜3、プレイPXにのみ搭載されています
高度な人工知能の一つ、ディープ・ニューラル・ネットワーク(以下、DNN)。
1200万の実際の音の情景を学習済みの高度な人工知能DNNは、周囲全てから入力される、ほぼ全ての音を毎秒500回高速に処理できます。
さらに、複数の先進機能と組み合わせることで、さまざまな環境でも音の変化に即応し、音と音とのコントラストを明確にし、よりクリアな聞こえを届けます。(選択した物の搭載機能によって得られるメリットは異なります。)
DNNを搭載したオーティコンの先進補聴器シリーズは、音の理解のために必要な音の情報をより多く脳へと届けることでどのような場所にいてもあなたにとってベストな聞こえを実現するのです。
DNNによる聞こえのイメージ
● DNN1.0搭載の補聴器の場合
脳の仕組みを模した手法を用いて学習させたDNNの搭載で、会話だけでなく、あらゆる種類の意味のある情報が最適化されて脳に届きます。
● DNN2.0搭載の補聴器の場合
第二世代では、最新のアルゴリズムを用いて音の情景を再学習させることで、音の判別精度が一段と向上しました。いっそう明瞭な聞こえと優れたノイズ抑制を両立しています。
※DNN2.0はインテントのみ、DNN1.0はリアル〜プレイPXに搭載されています。
● DNN非搭載の補聴器の場合
従来の補聴器に搭載された音声処理システムは会話の理解のみを重視しているため、脳が必要とする会話以外の音の情景情報は制限されています。
最後に
以上の通り、これまでは、周囲で聞こえている音が声なのか、それとも物音なのか、といったことを分けることなく周波数や音圧などによって処理してきたものが、AIの活用により、それが何の音であるかを理解し、装用者が今その音をどれほど必要としているのかといったことまで推測して、装用者にとって聴き取りやすいように整えてから耳に届けるということができるように進化を遂げています。
こういった進化は、やはり、聴覚というものがとても繊細であり、「音を大きくすれば聞こえる」といった単純なものではないことを物語っているようにも感じます。そして、こういった先進技術も、専門的な技術をもって、装用者の耳にきちんと合わせなければ補聴効果が発揮できません。
当院では、補聴器適合判定医と認定補聴器技能者で協力し、安心して補聴器を試せる環境を提供します。
当院の補聴器外来は、補聴器を購入する為の外来ではなく、聴こえに悩んでいる皆さまが補聴器を使用することで聴こえが改善し、幸せな生活を送ってもらうための外来です。補聴器適合判定医として、装用効果の各種検査を行いながら、患者さまの補聴器の適合を判定いたしますので、ご安心ください。ご自身に補聴器が必要なのかどうかがわからず、迷われている方も、お気軽にご相談いただければ幸いです。
当院では補聴器外来を実施しております。詳しくはこちらのページをご覧ください。

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